屋久島はものすごい風です。
今日は朝一番で畑の見回りをし、その後は研修生たちもみな自宅待機です。
道をゆくと、木の枝がいたるところに落ちていて、
時にはパパイヤやバナナの木が倒れていました。
川という川が濁流であふれ、滝はいつもの何倍もの水量で滝壺になだれ込んでいます。
最徐行していても車が揺れてハンドルを取られます。
これが屋久島の台風なんですね。
(↑クリックする動画が見られます)
はじめて目の当たりにして、その圧倒的なエネルギーに触れて、
改めて地球の力を思い知ります。
遠くに見える海が、まるで海水浴場の波のようにくだけています。
うねりは8メートルはありそうです。
漁港の堤防を軽々とこえた波の波頭がまざまざと見えます。
背中がぞくぞくします。
恐怖と同時に、なんだろう、憧れのような、強く惹き付けられるような
言葉にできないような感情がわき起こります。
人間も、鹿も猿も、鳥や虫たちも、草花や木々たちも、
この力の前では同じように無力です。
島全体が一体になって台風を耐えているのを感じます。
皆さんの無事を祈るばかりです。