屋久島といえば「首折れサバ」。
冬の間しか食べられないとも言われる季節限定の「島のたからもの」を、
永田先生にもぜひ! ということで、昼食は「いその香り」さんへ。
何度見ても、きれいです。これが、屋久島でしか味わえない「幻の味」です。
ふだんサバは「足が速い」ので、なかなかお刺身でいただくことはありません。
この「首折れサバ」は、だからこそ(いまのところ)島内でしか味わえないのです。
永田先生も「これはおいしいです。いい味です」と絶賛くださいました。
(ほっとひと安心)
右は、漁港で水揚げされたサバです。身がパンパンです。
これでも普段よりは小ぶりなのだそうです。
そんな話をお店のお姉さんとお話していると、
「え? 永田先生って、農業を教える永田先生ですか?」と、目をぱちくりさせていいます。
数年前にオーストラリアに滞在中(ワールドワイドな熊本出身の女子です)、
友人にすすめられて読んだのが永田先生のご本だったとのこと。
「それはそれは。世界は狭いですなあ」
今日はあいにくの雨でしたが、何軒かの農家をたずね、実際の畑を見せていただきました。
ヤマノさんは、ウコンを中心に育てている方。
この方も20年も前から先生の本を読み込んで農業をなさっているそうです。
その後は安房の公民館にて、20名以上の皆さんに急きょお集まりいただき、
先生のお話を聞く会が開催されました。
突然のことでしたので資料など十分な準備もできず申し訳ありませんでしたが、
真摯に、ときにおとぼけと笑いを交えながらの先生のお話に、
みなさんもどんどん引き込まれてゆきます。
質疑応答の時間には、有機栽培、農薬、雑草対策などなど、たくさんの質問が寄せられました。
農業未経験の若い男性や女性の姿もちらほら見えて、
屋久島の農業に何か新しい動きがおこりそうな、そんなエネルギーを感じる2時間でした。